有料版｜停戦は本当になるのか!?　米露首脳会談の読み方

ジェームズ　米露の首脳会談が８月15日にアラスカで開催されることが決まりましたね。

——さすがに今回はプーチンも停戦合意無視とかしないでしょうね。

ジェームズ　プーチンのことですから常に１００％はないのですが、今回、停戦合意がなされたら、それは一時的には守るでしょう。というのも、開催場所はアラスカですから。米露首脳会談でしかも戦時中に戦争について話し合うという時に、ロシアが相手国に出向くということは通常ではありえません。それは第二次世界大戦中に開催されたヤルタ会談やポツダム宣言がいい例で、ヤルタ会談は当時ソ連領のクリミアだったですし、ポツダム宣言が行われたポツダムも当時はソ連赤軍の占領地域でした。それが今回、アラスカです。ロシアとアメリカの中間地点ではありますが、アメリカのれっきとした州で行われるというのは屈辱的です。