トランプ起訴騒動の有料追加版|必読!!!!! 世界の2極化と新世界秩序
『TOCANA』で公開したトランプ起訴の茶番劇。しかし、その裏側の奥底には、アメリカ政府による大きな思惑があった。ドル基軸通貨体制の終焉と軍事派遣の終焉。世界の2極化の動きと、日本の今後。そして一番気になる新世界秩序で日本が生き残る方法とは???
ジェームズ斉藤
2023.04.16
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──『TOCANA』版の続きになりますね。トランプの起訴の茶番劇の話からドル基軸通貨体制の崩壊の話になりました。
ジェームズ はっきり言ってバイデン政権のアジェンダというのはアメリカの一極体制を終わらせるということです。つまり「コントロールされた内部解体(controlled demolition)」をやっています。どういうことかというと、第二次世界大戦の終わりに、官僚組織が作り上げた「テクノクラシー」体制をアメリカは生み出したんですよ。それが第二次世界大戦以降のアメリカの姿なんです。テクノクラシーとは簡単に言えば「官僚が社会の前衛としてリードする」という体制になります。これはいわゆる「大きな政府」であり、政府の規模で言えばソ連や中国のような社会主義国家やスウェーデンなどの福祉国家のようなものです。ところが、同じ「大きな政府」であってもアメリカの場合はいまだに国民皆保険もなくインフラなどの公共投資もほとんどしない国ですから、社会主義国家や福祉国家よりも悪い体制です。