有料版｜独占暴露!!ウクライナ停戦に向けた米露交渉の裏側で何が起きていたのか

ジェームズ　ウクライナ戦争を巡って米露交渉が再開しましたね。両国の閣僚レベルが話し合うのは２０２２年の２月以来ですからほぼ３年ぶりになりますが、実際は去年の春ぐらいからトランプ陣営とプーチン陣営による水面下での和平交渉が進んでいました。これについては何度かメルマガでも取り上げていますから読者の方々もご存知でしょう。今回の米露の閣僚交渉はそれが形になったということで、今後は公式な外交政策として交渉が行われるということです。

——ということは、まもなくウクライナ戦争は終わると。

ジェームズ　いえ、これですぐに終わるとは思えません。一番の問題はなぜウクライナ戦争の停戦交渉をサウジアラビアでやったのかということです。これには裏があって、ウクライナ戦争の話は二の次なのです。米露、特にアメリカにとっての最大の懸念はドル基軸体制の維持です。これをどうやって守っていくのかについてロシアとの妥協点を探るためにサウジでやっているのです。