有料版|悪の元凶USAIDの正体と日本との関係
ジェームズ 前回の記事では国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の話はしましたが、USAIDの話がなかったので、今回はこちらの話をしましょう。USAID(米国際開発局)つまり極左の人道支援マネーの総本山的な政府組織ですが、これをトランプが解体を示唆するような発言をして、いまアメリカ内外の極左たちが大騒ぎをしていますね。
——いまこれで騒いでいる人間は極左ですからよく覚えておきたいですね。
ジェームズ そもそもUSAIDというのは政府機関の中での位置付けがずっとあやふやだったのです。アメリカ政府の対外援助機関というもので実態がよくわかっていなかったのですが、トランプがしっかり検証してみると、実はペンタゴン、国務省、CIA、この3つのアメリカの外交安保を担当する組織のど真ん中にあって、お金を配る仕事をしていました。人道支援や医療支援などの名目を付けてお金を送る、といえば聞こえはいいですが、送っている場所が前回の国連パレスチナ難民救済事業機関など、テロリストや極左への資金提供機関だったのです。もともと、人道支援は胡散臭い事業で、例えば、国家金融のシティ・オブ・ロンドンの世界などでは金融の抜け穴を利用した最低最悪の詐欺スキームの隠れ蓑になっています。USAIDを調べてみると、その詐欺スキームの見本市で、さまざまな詐欺手法が次々と出てきたのです。中でも私が最悪だと感じたのはアフガニスタンのアヘン栽培への資金援助です。