有料版|ロシアのテロはやはり自作自演だった!!
不正の証拠を次々に暴露!!!
ジェームズ 今回はロシアのテロ(3月22日にモスクワ市郊外のクロッカス・シティ・ホールにテロリストが侵入、観客140人以上を殺害して逃亡した。のちにIS-Kが犯行声明を出した。犯人は現在捕まり裁判を受けている)についてです。ちまたでは、ウクライナ黒幕説、アメリカ黒幕説で落ち着き始めていますが、いくつか疑問がありますので検証する必要があると思います。
――いくつか疑問!? ということはロシアの自作自演ですか?
ジェームズ いえ、ただちにそう決めつけるわけにはいきません。多くの人命も失われていますので迂闊なことは言えません。特に情報の取捨選択は重要で、いくらクレムリンの高官やISの幹部にアクセスできたとしても、フェイクな情報を盛られては意味がありません。例えば、もしプーチン本人に今回のテロ事件の真相に関して聞くことができても、結局「ウクライナや欧米が仕掛けた」というクレムリンのディスインフォメーションを語るだけでしょう。つまり、基本的にはテロ事件の真相究明には、HUMINT(ヒューミント=諜報員など人間が集めてくる人的情報)はあまり使えず、OSINT(オシント=公開情報など入手できる情報を集積し、分析)が主体になります。以上を前提として、今回のテロ事件を検証した結果、私はクレムリン自作自演説を採用します。私の諜報機関関係者も同意です。